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【体験談】歯科医師として働いたら血尿が出た話【ストレス/辛かった】

 

こんにちは。

 

働いて10年以上経つ歯科医師です。

 

いまは落ち着いた環境で仕事してます。

 

しかし、色々と挫折しました。そのなかでもわりとトラウマなのがこちら。

 

ちょっと挫折経験の話をします。

 

そこから学んだことも書いたので、仕事にストレスを感じている歯科医師の先生の参考になると嬉しいです。

 

 

本記事の内容

 

普段は毎日Twitterで生きてます。

 

 

【体験談】歯科医師として働いたら血尿が出た話【ストレス/辛かった】

 

以前、職場のトイレで血尿がでました。当時はストレス & ストレスでした。

 

歯医者になって2年目、開業医でバイトをはじめた

 

当時の状況は以下のとおり。

 

 

・歯科医師になって2年目

 

・月収は10万円

 

・仕事が向いていないと感じている

 

 

 

大きめの病院に所属していてお金もなかったので、先輩から紹介された開業医で土日アルバイトを始めました。

 

経緯としては、紹介してくれた先輩がそこのバイト先を辞めることになっていた、その代わりに行くことになりました。

 

すごい勉強になるよ…という前情報だったのですが、自分にはまったく合いませんでした。

 

正直、すっと脳みそにモヤがかかった状態で過ごしていました。

 

アシストなし。残業代なし。昼休みなし。教え、なし。

 

結果から言うと、最初からすべて「なし」でした。

 

新人はアシストがつかないという謎ルールがあって、親不知の抜歯や大臼歯の抜髄なんかも一人でやりました。

 

とにかく患者さんを傷つけないように必死だったと記憶しています。

 

当然診療が延びてしまうのでお昼休みはありません。

 

お昼用に買ったコンビニの弁当は帰ってから食べるというのが日常茶飯時でした。

 

 

残業代も当然のように出ません。

 

技術的に教えてもらえるということでしたけど、院長はマジで何も教えてくれませんでした。患者さんを回すマシーンでしたね。

 

✔︎ 今でいうパワハラだったかも…

院長からは診療が遅いと「いつまでやってんだ馬鹿野郎」と怒鳴られ、お局の助手さんからは「今までの先生はこなしてたわよ」と嫌味を言われる日々でした。

 

今でいうパワハラ気味で、しんどいという言葉以外ありませんでした。

 

自分の後ろにどんどん来院している患者さんのカルテが溜まっていくのは恐怖でしたね。

 

ただ、当時5年目か6年目の先生が手の空いた時に手伝ってくれて、 それが唯一の救いでした。

 

8ヶ月たったある日

 

平日は大きい病院で働いて、土日はこのバイト先の病院でへとへと…という生活を8ヶ月ぐらい続けました。

 

とある寒い日の朝、職場のトイレで用を足していると、血尿が出ました。

 

色的には真っ赤というよりは朱色に近いような感じでしたけど、正直びっくりしました。

 

と同時に、「これなんかやばいかも…」と感じたことだけは覚えています。

 

結果、すぐやめた

 

すぐやめました。忍耐が足りないかもしれませんが、正しい選択だったとおもっています。

 

あのままだったら、間違いなくぶっ壊れてました。

鬼の引き止め

 

とはいえ辞めることを伝えると、鬼の引き止めに合いました。

 

 

・患者をみすてるのか

 

・来年の3月までは絶対いろ

 

・根性なし

 

 

 

上記のような内容で、院長に怒鳴られまくったんですよね。

 

いなくなったら売り上げが減るじゃねーか!にしか聞こえませんでした。

 

当時を振り返るとそんなことよりも、血尿が出たこと自体も怖かったし、血尿が出るまで我慢してしまった自分に対しても恐怖を感じました。

 

病院で腎臓をみてもらう

 

慌てて病院に行って、血液だったり腎臓だったりいろいろ検査してもらったんですけど、異常が見つかりませんでした。

 

担当してくれた先生には、血尿はストレスなんかもそうだけど、自律神経のバランスが崩れたり免疫力が下がった時にも原因になるよ、と。

 

ただそれ以外にも炎症やがんとかでも血尿が出るから、侮らないようにしてねと言われました。

 

生まれて体にこんな反応が出たのは初めてだったので、ストレスの恐ろしさを痛感しました。

 

✔︎ 当時のバイト先への感謝

 

とはいえ今振り返ると当時の病院に感謝しています。

 

8ヶ月間アシストなしで診療したことで、あらかたの治療は一人ででこなせる自信がつきました。

 

また「人間関係の大切さ」というのもこの病院で働かなければわからなかったことなので、とても感謝しています。

 

今でもその地域の近くには行けませんが…

 

そのあとはなんとか訪問歯科のバイトを見つけることができました。

>> 参考:【緊張】歯科医師の僕が初めて訪問歯科のバイトをした日【環境が命】

 

バイトする先生にはぜひ人間関係を重要視してほしいと思います。

 

ストレスを感じたら、決めていること

 

ストレスを感じたら決めていることは以下のとおり。

 

 

・逃げる

 

 

これだけです。

ストレスには2種類ある

 

ストレスを感じる原因には2種類ある…と感じました。

 

・自分でコントロールできるもの

・自分でコントロールしにくいもの

 

ストレスは外部からの刺激に対する緊張状態です。

 

コントロールできるのかできないのかは、ストレスの大きさにもつながります。

 

歯科医師としては、スキル不足と人間関係はストレスになりやすいと思います

 

スキル不足

 

スキル不足によるストレスは自分の力不足なので、 とにかく勉強して技術を上げることが重要だと思います。

 

つまり自分次第です。

 

逆を言うとスキル不足で怒られるということは、患者さんにも不利益があることなので当然かな…と感じます。

 

スキルのレベルは人によって違いますが、一定水準以上の治療を施せることが医療者としての基準だと思います。

 

人間関係

 

人間関係によるストレスは、自分ではコントロールできません。

 

なぜなら誰にでも好かれる人はいないからです。

 

必ず合う合わないがあります。

 

人間関係の改善には「立ち向かう方法」と「逃げる方法」がありますが、私は「逃げる」を選びます。

 

というのも立ち向かうというのは相手を変えるということなので、労力と時間がとんでもなくかかる割に結果が出るとは限りません。

 

反面、逃げるということは自分が腐ればいいだけなので自分だけで決めることができるので簡単です。

 

このあたりは一見歯医者とは関係ないのですが、アドラーの本がオススメです。本の中に「人の悩みはすべて人間関係から生まれる」「他人はコントロールできない」という話が出てきますのでそこを自分に置き換えてみてください。

 

 

みんな耐えてる..とかいらない

 

ストレスを感じているときに「みんな耐えてる」とかって言ってくる人いるんですけど、はっきり言ってそういうのいらないんですよね。

 

もう当の本人は辛いと感じてしまっているので、それを「辛く感じるな」とか「俺は大丈夫だった」とかってあまり参考になりません。

 

逆に「もうちょっと頑張らなきゃ…」みたいに思いがちなので、悪い助言だとすら思います。

 

物事をどう感じるかどう決めるかは自分次第です。

 

✔︎ 友人はうつ病に

私はギリギリ大丈夫でしたが、仲の良かった友人の一人はうつ病になりました。

 

今は歯科医師として働いていますが、まだ病院に通院している状態です。

 

一度私の元に歯科治療に来ましたが、うつ病期間中歯磨きができず綺麗だった歯が虫歯だらけになっていたのは衝撃でした。

 

今はだいぶ落ち着いてきたのでたまにお茶をしながら世間話しています。

 

健康第一【ストレスフリーをめざす】

 

今回は私が歯医者として、ストレスで血尿が出た話をしました。

 

結果、今の状態は以下の通りです。

 

 

・人間関係に恵まれている

 

・仕事とプライベートのバランスが取れている

 

 

 

血尿以外でも小さな挫折はそこそこをしてきまして、何とか乗り越えつつ歯医者として細々生きています。

 

もちろん、この状態がずっと続くとは思っていませんので、逃げ出す準備は常にしているお豆腐メンタルです。

 

健康が第一

 

歯医者として何が一番大切かと聞かれれば「健康」と答えます。

 

これは私が高齢者と関わっていて健康のありがたみを感じているというだけではなく、挫折はともに人間関係が関わっていて、人間関係の悪化は健康を損なう…と経験したからです。

 

心と身体の健康を守りつつ働くことが何よりも大切だと思います。

 

健康でさえいればいつでも何でもできます。

 

小さな挑戦を積み上げる

 

今回はこれぐらいにします。

 

最後にひとつ「小さな挑戦の大切さ」は重要かなという話をします。

 

いきなり大きな挑戦をすると挫折も大きくなります。

 

なので小さく挑戦をして、小さな挫折を経験していくのがいいと思います。

 

 

・新しい分野を勉強してみる

 

・歯医者以外の仕事をやってみる

 

 

 

趣味探しと考えつつ色々とやってみるのは、ストレスも少なく人生の幅が広がるのかなと思います。

 

自分の人生は自分でコントロールしつつ前に進んでいきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は以上です!