- 歯医者をやりたくない
- 自分って何がやりたいんだろう
- 歯医者をやっていくのは正直しんどい
歯医者だからといって全員が全員、仕事に対する意識が高いわけではありませんよね。
この記事ではすこし意識が低め…の歯医者さん向けに「歯医者を辞めたい理由」「理想の働き方」を独断と偏見で紹介します。
✔︎ この記事を書いたひと
私は元々歯医者の仕事に対してのモチベーションが低く、うつ病になってからそれが加速しました。
歯科医師という仕事に依存する生活から抜け出すべく、試行錯誤しています。
結論、週休4日で働くのが理想です。歯医者としての生き方…に悩んでいる勤務医の先生はぜひご覧ください。
しんどい|歯医者を辞めたい理由
結論「やりたくないから」です。理由は3つあります。
- 歯医者に向いていない
- ジャンルが広すぎる
- 目と腰がやられる
ほとんどの人がやりたい仕事をやっているわけではないのもわかっています。でも「やめたい」。いや…せめて、減らしたいんですよね。
歯医者に向いていない
歯科医師には向いていない…は辞めたくなる原因です。
向いていないと感じる原因はつぎの2つ。
- 好きじゃない
- 不器用
「好きじゃない+不器用」のダブルパンチ。ポジティブな要素が何もないと、本能的に「向いていない」と感じます。
歯学部のときに痛感
学生時代の実習から周りに手先の器用な人が多く、作品の出来栄えが明らかに違いました。歯冠彫刻とか地獄でした…。

100倍の努力をすれば追いつける!…と指摘されたこともありますが、それは人生の時間を人より100倍使うということ。そこまで前向きには考えられませんでした。
そのため、歯科医師には向いてないな…と常々感じています。
ジャンルが広すぎる
ジャンルが広すぎるのは苦痛です。
好きな仕事ではないのに、業務は広範囲…というプレッシャーはストレスです。
- 保存・修復
- 歯周病
- 補綴
- 外科
- 矯正
常にこれらをアップデートするって、相当のモチベーションが必要です。

なんでもできる先生ってすごすぎ。どれだけ時間を使ってるんだろう。休みの日に講習やセミナーとか、辛すぎです。
目と腰がやられる
歯医者をやりつづけると、目と腰がやられます。細かい作業をきつい体勢でやっているからです。
健康は資産ですよね。
実際、40歳を過ぎた先生達からは次のような話をチラホラ聞きます。
- 目がみえない
- 腰がしんどい
視力が下がったり、ピントが合わなかったり。腰がまわらなかったり、ヘルニアになったり。経験がある分、技術でカバーしている先生も多いです。

マッサージに行く回数が明らかに増えました。あと、緑内障の予備軍と眼科でいわれて凹み中。
歯科医師を辞めたい歯医者の理想の働き方【結論:週休4日】
いまのところ、「週休4日」が理想です。辞めたいというよりは、減らすことが目標です。
週休4日が理想
週休4日、つまり週に3日だけ歯医者をする…が理想です。
- 心身がリフレッシュした状態で仕事できる
- 金銭的にも不自由なく生活できる
休みがしっかり取れると、「よし、仕事いくか」というモチベーションが生まれやすいです。
週休4日(3日出勤)だと、金銭的にも生活に不安はありません。
お金の使い方には個人差がありますが、贅沢しなければ全然余裕で暮らせます。歯科医師免許、ありがたい。
完全に辞めない理由は記事後半の「いきなり完全に歯医者を辞めたらダメ」で解説しています。

人との関わりもストレスのない程度にうまれるので、ほどほどに歯医者する…って理想です。
よい環境の職場で仕事する
職場の環境も大切です。
- 早く帰れる
- 人間関係が悪くない
希望に合った職場で働くと、QOLの高い働き方ができます。
✔︎ 時間と人間関係は重要
プライベートの時間を確保するため、正直遅くとも18時には職場を出たいです。
人間関係は、院長やスタッフとの関係はもちろん、患者さんとの関係も重要です。仲良しじゃなくて良いので、適度な距離感が大切です。

歯医者を辞めたい人が9時〜21時みたいな歯科医院で働くと、病みます。
ほどほどの人間関係をたもちつつ、サクッと終わせて帰るのが理想です。
理想の働き方を実現する方法
理想の働き方を実現する方法は、つぎの4つです。
- いきなり完全に歯医者を辞めたらダメ
- やめてどうするか?を考える
- 好きなことを見つける
- 仕事を効率化する
いきなり完全に歯医者を辞めたらダメ
いきなり歯医者を完全に辞めるのは、おすすめしません。
以下の2つが途絶えるからです。
- 収入
- 社会とのつながり
いま一気に仕事を辞めてしまうと、多くの先生は多分1ヶ月ぐらいで何していいかわからなくなると思うんですよね。
たとえ、歯医者以外の副収入があったとしても、社会とのつながりは重要。歯医者を辞めるなら、
新しいコミュニティを作っておくのは大切です。

週1日だけ働いていた時期がありますが、メンタル的に結構きつかったです。
お金は大事
歯医者を辞めるのであれば、お金は必須です。生活する上で欠かせません。
そのため、歯医者の仕事だけが収入源になっている場合は、歯医者を辞めるのは危険です。

歯医者を辞めるためにはある程度の資産は必要です。生活水準にもよりますが、わりと贅沢に生活していくなら数億円は必要だと思います。
質素に暮らして、1億ぐらいの資産を運用していく…という方法もあります。(わたしはこっち派です。)
※ 仮に1億円を4%で運用すれば年間250万円の運用益が手に入ります。これは月に20万円ほど。
単純に生活水準あげなければ生活していけるレベルです。
やめてどうするか?を考える
歯医者を辞めてどうする?をしっかり考えましょう。
- 辞めたけど、することがない
- 結局ダラダラ歯医者を続ける
なにも考えていないと、以下の2パターンになるだけです。辞めたあとの生活のイメージをもっておきましょう。

人生の時間は有意義に使いたいですよね。
やりたいことを見つける
やりたいこと=やりがい、です。やりたくないことを辞めるのですから、その分「やりたいこと」をやりたいです。
やりたいことがない場合は、次の2つが有効です。
- やりたくないことを明確にする
- 気になったことはやってみる
仕事になるかどうかは関係なく、やりたいこと・好きなことを見つけましょう。
»【必見】 歯科医師にオススメの副業 10選【お小遣い以上を稼ぐ】
もしそれが歯科に関わることなら、歯医者自体は辞めない方が良いです。好きな分野に専念してください。
仕事を効率化する
逆説的ですが仕事の生産性を上げると、「歯医者を辞める」に近づきます。
- 開業医の場合:流行らせる
- 勤務医の場合:環境のよい職場で働く
開業医の場合
開業医の場合は流行るかどうかがポイントです。
誰かに任せる→自分は歯医者を辞められる…の流れを作ることができます。
とはいえ流行らなければ医院を閉鎖しない限り、自分自身の身体と時間を使って働き続けなければなりません。
勤務医の場合
勤務医の場合は、「時間」と「給料」の確保が重要です。働く時間を短く、なるべく給料を高く…が理想。
» 勤務歯科医師が給料を上げる5つの方法【収入アップの近道】
今の職場に不満がある先生は、転職サイトのエージェントを活用して求人をチェックしてみてください。
良い条件の歯科医院がみつかる場合も多いです。
- 非公開の求人を紹介してくれる
- 給料交渉してくれる
- 雇用条件を交渉をしてくれる
- 院長の人柄を教えてくれる
転職エージェントへの依頼は、環境の良い歯科医院に巡り会う近道です。
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とくにデンタルワーカーは、年間転職者数3万人を誇る転職サイト。

求人紹介だけでなく、給与交渉や履歴書の添削・面接の同行をサポートしてくれるのは、他の転職サイトにはない強みです。
強引に転職を勧められることもないので、転職に不安を感じる先生にぴったりの転職サイトです。
筆者の現状【いまは週休3日】
参考になるかわかりませんが、筆者の現状(2023年現在)をお話させていただきます。
歯医者として理想の働き方にチャレンジ中
いまは週休3日で働いています。
- 3つの歯科医院をパートで掛け持ち
- 主に訪問歯科
- 月火木金の週4出勤(週休3日)
- 9:30〜17:00
- 日給33,000〜40,000円
週休3日のメリットは次のとおりです。
- 金銭的に不安は少ない
- 趣味を楽しむ時間がある
- いろいろなことに挑戦できる
しっかり休みを取れるので、以前よりも歯医者に対して「やりがい」を感じます。
職場が毎日違う
人間関係がどっぷりにならないように、毎日違う職場をパートで掛け持ちしています。
17時にはあがれるので、プライベートも確保できます。
給料と人間関係に不満はない
給料に不満はないです。元々、贅沢するタイプではないので生活も安定してます。
歯科医院をかけもちしているので、わずらわしい人間関係に巻き込まれない…というのも安定している要因です。

職場を決めるときに、転職エージェントが事前に院長の人柄をリサーチしてくれたのも大きかったです。
歯科医師としてはポンコツ
歯医者としては、何も自慢できるものはありません。
- アラフォー歯科医師
- 勤務医(3つをパートで掛け持ち)
- 開業希望なし
- 自慢できる症例なし
- 転職4回
- うつ病もち
- 休職歴 合計4年
- 親のクリニックは閉院済み
ツイッターをみてると優秀な先生ばかりで尊敬しかないですが、自分にはムリだ…と感じます。
知り合いの紹介で働いたときは、責任感で押しつぶされそうでした。紹介してくれた先生の顔もあるので…。
いまは転職サイトでみつけた職場を掛け持ちしながら、気楽に仕事しています。
転職エージェントが事前に院長の人柄をリサーチしたり、雇用条件を交渉してくれたので、平和な職場が見つかりました。
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副業で細々とした収入がある
しょぼいけど副業してます。うつ病で休職しているときに、生活が苦しくて始めました。
- ライター:月に3万〜7万円
- 不動産:空室(入居すれば月に10万円)
数年かかりましたが、細々と副収入が得られるようになりました。
»【必見】 歯科医師にオススメの副業 10選【お小遣い以上を稼ぐ】
一番時給が高いのは歯医者
歯医者での仕事が一番時給が高いです。歯科医師免許ありがたや。
そのため、本気で歯医者をやめようと考えるひとは少ないんじゃないかな…って思います。

本気で辞めたい私でも、他での収入が歯医者の収入を超えるまでは続ける予定です。そんな日がくるかはわからないですが…
まとめ:歯医者をやめて人生のQOLをあげましょう
今回は、歯科医師をやめたい歯医者が理想の働き方を紹介しました。
「理想を考えること」は大切ですが、「実際に行動してみること」はもっと重要です。
繰り返しになりますが、わたしは週休3日…で仕事をしています。結果として、次のようなメリットを肌で感じています。
- 歯科治療についてアップデートする時間が十分に取れる
- 休息をしっかり取れるため仕事に対するモチベーションが上がる
- 副業もはかどる

そして、目指すは週休4日です。
この記事を読んだ先生もぜひ勇気を持って、理想に向かった一歩を踏み出してみてください。
QOLを高めるなら、働きやすい職場で仕事できる環境…はかなり有効です。
希望にあった歯科医院を見つけるなら、転職サイトに登録して求人情報をチェックしてみて下さい。
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