手先の不器用な歯科医師「歯医者って不器用でもやれるのだろうか。手先の器用さって重要なのかな…。器用になる方法を知りたい。
本記事ではこういった疑問にこたえます。
歯医者なのに手先の不器用さに不安を感じる人がいます。
✔︎ 記事の信頼性
この記事を書いているわたしは転職経験4回の歯科医師です。
正直、お世辞にも器用とはいえませんでした。
何度も挫折と失敗を繰り返し遠回りをしました。
そこでこの記事では不器用でも歯科医師としてやっていけるのか、少しでも器用になる方法を解説します。
この記事を読めば、手先の不器用さに不安を感じている歯科医師がなんとかやって行くまでの手順が全てわかります。
不器用でも歯科医師としてやっていけるのか
結論、やれます。
少し詳しくみていきます。
器用かどうかの基準は不明確
まずはそもそも器用か不器用か…という基準は不明瞭です。あくまで主観的なもので、数字的な指標で表すことは難しいからです。
図工や美術の成績などは参考にはなりますが、決定的なものではありません。
とはいえ周りに器用な人がいると気付くことはあります。
歯医者は大学の時に歯の形を彫刻するのですが、その出来具合を比較して自分の立ち位置がわかったりします。
誰にでも不器用な分野がある
誰にでも不器用な分野は存在します。
考えてみると当たり前ですが器用にこなせたこともあれば、他の人よりも不器用だと感じることは山ほどあります。
サッカーが上手い人が野球が上手いとも限りませんし、プラモデルを組み立てるのかな人が絵を書くのは上手とも限りません。
もちろんセンス的なものは土台にあるかもしれませんが、それでも誰にでも不器用なこれもあるものです。
練習すればうまくなる
練習すればある一定水準以上までにはうまくなります。
同じ事を何度も反復すれば徐々にできるようになってきます。
歯を削るのが、下手抜くのが下手…これらも主観的なものではありますが、日々訓練すれば上手くなっているのが実感できるはずですです。
✔︎ 伸びしろ
よく言われることですが、不器用な人ほど上手くなりやすいです。
これは伸びしろがあると言い換えることもできます。
うさぎとかめ、未完の大器…
センスとは関係なしに、ある一定水準までは人は器用になります。
下手と嫌いは違う
下手なのか、嫌いなのか…ということでも大きく違います。
下手で嫌いだと、その行為自体が苦痛かもしれません。だから嫌いというパターンもあります。
逆に下手だけど嫌いじゃない…は伸びる可能性がかなり高いです。
手先の不器用さよりも興味があるかないかは将来に大きく影響します。
不器用が器用になる方法を知りたい
不器用な人が器用になる方法を紹介します。
私は不器用でしたが、少しだけ器用になることができました。
①:知識をつける
②:イメトレする
③:手先を使う趣味をもつ
④:逆腕をつかう
少し深掘りします。
①:知識をつける
手を動かす前に、知識をつけておくのも重要です。
しっかりした知識があることで、具体的に表現することができます。
よく説明書を見ないで模型を組み立てたり、家具を使っている人がいますが、もったいないです。
事前に知識を得ることで、スペックを最大限に生かすことができます。
②:イメトレする
イメージトレーニングすることで器用さにつながります。
何度も頭の中でシュミレーションすることで、手先は動くようになります。
歯を抜くイメージや糸で縫うイメージ。自分の苦手とすることを頭の中でイメージしてみましょう。
断片を切り取るのではなく、その行為が始まる前からの自分をイメージすることが大事です。
どんな状況で入っていって、どんな道具が用意されていて、どんな状況になって、最終的に完了するのか…
心と体は連動しています。
③:手先を使う趣味をもつ
手先を使う趣味を持つと器用になりやすいです。
趣味だと楽しく行うことができるんでなおさら効率は良くなります。
・ピアノ
・ギター
・DIY
あまり興味がなかったらすぐやめるべきですし、仕事も頑張りつつプライベートも充実させましょう。
手先を使う趣味をもつと、器用になってるかもという自信がつきやすいです。
④:逆腕をつかう
普段から利き腕と逆の腕を使っておくことはオススメです。
手先を動かす時は利き腕だけでなく身体全体が連動しています。
そのため、利き腕とは反対の腕を鍛えておくことも器用さにつながります。
・文字を書く
・箸を持つ
私は箸を左手で持つようにしましたが、半年ほどでギリギリご飯が食べれるレベルに到達しました。
毎食だとストレスを感じてしまうので、1日一食やおやつだけといったように時間を空けるのはおすすめです。
器用さは知識と技術の合わせ技
今回の記事では不器用でも、一定水準までは器用になれるということ。
そして器用になる方法を4つ紹介しました。
不器用だった私が思うのは、器用さは「知識と技術の合わせ技」ということです。
なんでも器用にできる人はすぐうらやましいと思いましたが、不器用な人が器用になるためには知識も重要だと感じます。
まずは正確に
初めはゆっくりでもいいので正確にあることを意識しましょう。
私は趣味でピアノをやりますが、どんな曲も初めはゆっくり確実に弾けるようになるまで練習します。
地道ですが、上手くなる近道です。
まれに早めのスピードでやってしまう人もいますが、弾けた感じはしても細かい所にアラがのこります。
「やるしかない」のであれば、知識を身につけつつ、慌てず丁寧に実践してみてください。
今回は以上です。