
バイトの掛け持ちを検討している歯科医師「バイトの掛け持ちって、実際どんな感じなのかな。メリット・デメリットを知りたい。どんな歯科医師にバイトの掛け持ちはオススメなのだろう。
こういった疑問に答えていきます。
✔︎ 本記事の内容
・歯科医師がバイトを掛け持ちするメリット、デメット
・バイトの掛け持ちがオススメの歯科医師とは?
✔︎ 記事の信頼性

この記事を書いているわたしは、バイト・非常勤の掛け持ち歴10年以上の歯科医師です。
主に、高齢者や認知症患者さんの治療を専門としています。
いまも、掛け持ちで仕事しています。
「歯科医師としてバイトを掛け持ちするって、どんな感じなんだろう」…と思っていませんか?
この記事では、歯科医師がバイトを掛け持ちするメリット、デメット…を紹介します。
この記事をよむと、バイトの掛け持ちに興味がある歯科医師の先生が、リスクを減らしつつバイト生活を始めることができます。
歯科医師がバイトを掛け持ちするメリット・デメリット【非常勤という働き方】
次のとおりです。
✔︎ 【デメリット】
①:患者さんに寄り添う時間が少ない
②:安定した給与が保証されない
③:スケジュールの管理が難しい
④:スキルアップの機会が少ない
✔︎ 【メリット】
①:高い給料、高年収
②:リスクの分散ができる
③:いろいろな治療法、経営方針を体験できる
④:ワークライフバランスをコントロールできる
どちらも理解しつつ、どうしていくか選択していくことが大切です。
少し詳しくみていきます。
歯科医師がバイトを掛け持ちするデメリット
まずはデメリットから紹介します。
デメリット ①:患者さんに寄り添う時間が少ない
常勤に比べると、一人の患者さんに寄り添う時間が少なくなります。
患者さんが「自分の勤務する日」…に、確実に来れるとは限りません。
そのため、治療の経過を追えないこともあります。
勤務日以外に、患者さんの急性症状が出た場合も、他の先生に対処してもらうことになります。
患者さんとの密なコミュニケーションをやりがいに思う先生にとっては、物足りないかもしれません。
デメリット ②:安定した給料は保証されない
常勤と比べての働き方では、安定した給料が保証されません。
バイトはあくまでバイト、非常勤はあくまで非常勤です。
そのため、歯科医院の都合によって契約を切られる可能性だってあります。
病院の患者さんが減った、患者さんとの信頼関係が築けなかった、 病院を縮小しなければいけなくなった….など。
さらに常勤に比べると、福利厚生はまったく充実していません。休めば給料はゼロです。
社会保険に加入できないので、自分で国民健康保険や国民年金を払わなければいけません。
確定申告も自分でおこなうことになります。
このあたりは、手間が増えます。
関連記事 ▶︎ 勤務医として働く歯科医師むけに『社保』について解説します【社保完備?】
デメリット ③:スケジュール管理が難しい
掛け持ちで働く場合、厳しいスケジュールの管理が求められます。
なぜなら、曜日によってその日のスケジュールが違うからです。
そのため自己管理を徹底しなければいけません。
出勤時間・出勤場所・診療内容も異なります。スタッフのやり方も違います。
色々なスタイルに合わせて日々診療する必要があります。
デメリット ④:スキルアップの機会が少ない
常勤に比べて、スキルアップの機会は減少する可能性が高いです。
一人の患者さんをじっくり診療できない可能性がある・クリニックの経営術や組織管理をじっくり学びにくい…からです。
スケジュールが合わず、病院内の勉強会に参加できないことも多いです。
常勤であれば歯科医院が負担してくれる講習会等への参加も、自費になることがほとんどです。
このように、バイトを掛け持ちすると、「自分を律するチカラ」が強く必要になってきます。
歯科医師がバイトを掛け持ちするメリット
とはいえ、バイトの掛け持ちにはメリットも存在します。
メリット ①:高い給料、高年収が期待できる
これは実際に求人サイトで比較してみるとわかりますが、常勤に比べて、非常勤は高待遇で高収入です。
給料の形態は、「固定」もあれば、「固定+歩合」、「完全歩合」の歯科医院もあります。
経験が長かったり、スキルに自信がある先生は、歩合を選択している印象が強いです。
常勤をしている先生に比べ、給料が高い…ということはバイトを掛け持ちする非常勤という働き方は大きいメリットです。
メリット②:リスクを分散できる
バイトを掛け持ちすることで、いろいろなリスクを分散させることができます。
常勤の場合は、極論、病院が潰れてしまうと仕事を失います。人間関係が悪くなると、毎日が地獄です。
その点、非常勤の場合は仕事を失うことになっても、収入が途絶えることはありません。
人間関係が悪くても、「1日ならいいか」と耐えることもできま。
どうしても嫌なら「退職する」という選択をしても、収入がゼロにはなりません。
「一つのカゴに卵を盛るな」…という格言が投資の世界にはあるようですが、バイトでも「リスクを分散」させることは重要です。
メリット ③:いろいろな治療・経営方針・人間関係を体験できる
常勤と比べて、色々な歯科医院に関わることになります。
そのため、技術的・経営・出会い…と、色々な経験がすることができます。
色々なやり方を見れる…って、シンプルに視野が広がります。この経験は将来、必ず役にたつはずです。
ひとつで歯科医院に勤めていると、なかなか外部の視点を入れることが難しくなります。
メリット ④:ワークライフバランスをコントロールできる
仕事とプライベートを両立させることができます。
非常勤としてはたらく場合、週1から仕事することもできます。 休みも自分のペースでとれます。
そのため、余裕を持って働くことができ、結果としてプライベートの時間も確保できます。
人生の時間を自分でコントロールできるのは、バイト・非常勤…で働く醍醐味です。
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【バイトの掛け持ち】非常勤の働き方がオススメの歯科医師とは?
非常勤がオススメの歯科医師とはどんなタイプでしょうか。
・濃い人間関係が苦手
・好奇心がつよい
・開業前に勉強したい
・高い給料をもらいたい技術に自信あり
・ワークライフバランスを重視したい
…上記にひとつでもあてはまる先生は、一度だけでも試してみる価値があります。
濃い人間関係が苦手
濃い人間関係を苦手とする先生は、非常勤に向いています。
ひとつの歯科医院にどっぷりだと、良くも悪くも人間関係が濃くなりがちです。
従業員との飲み会や勉強会、社員旅行…。歯科医院によってはこのようなイベントがあったりします。
非常勤の掛け持ちは色々な人と関われますが、ディープに関わるわけではありません。
極論、常勤にくらべて非常勤の場合は「嫌なら辞める」を選択できます。
そのため、自分らしく働ける歯科医院を探し続けることができます。
結果として、人と関わるのがあまり得意ではない先生でも、自分の存在価値を認めてくれる歯科医院と巡り合う可能性が高くなります。
好奇心が強い
好奇心がつよい先生でまだ非常勤で働いたことのない先生は、一度体験してみてはいかがでしょうか。
先ほども書いたように技術的にも経営的にも人間的にも、常勤と比べて圧倒的に関わる人数が多いです。
そのため、多角的に経験値をあげることができます。
何事もそうですが、自分で経験してみないとわかりません。
色々チャレンジしてみたい先生にとっては、やってみる価値があると思います。
開業前に勉強したい
開業の前や準備期間に、非常勤ではたらくことはオススメです。
・色々な病院のやり方をみることができる
・開業までの間、生活費の足しになる
複数の病院をナマで体験できるのは、開業する前までです。
開業した後は、他の病院の内情をしることは基本的に難しくなります。
開業するまでの間は、診療内容だけでなく経営についても知りたい期間です。
そのため、非常勤として働くことは有益な選択肢のひとつです。
また、開業までは何かと忙しく、とくに開業前の数ヶ月は準備に追われます。
その期間、非常勤ではたらくことで生活の足しにもなります。
高い給料をもらいたい
非常勤は高給料、高待遇が期待できます。
同じ仕事量でも、常勤に比べて、非常勤の方が好待遇のことが多いです。
くわえて常勤の場合、何年も同じ給与だったなんてこともあります。
非常勤を掛け持ちすると、他の歯科医院と常に比較できる環境になるので、給料などの条件の相場を知る機会が多いです。
»【632万円】勤務医の歯科医師の年収を解説|年収アップの方法も紹介
そのため「自分の価値」を定期的に知ることができます。
できるだけ自分を高く評価してくれる歯科医院で働きたい…そんな先生には非常勤が向いています。
✔︎ 高待遇の歯科医院を探すなら
希望にあった歯科医院を見つけるなら、まずは転職サイトに登録して、求人をチェックしましょう。
オススメの転職サイトはこちら ▼
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✔︎ 技術に自信あるなら非常勤
専門分野に圧倒的に自信がある先生は、非常勤に向いています。
例えば、矯正・外科・嚥下…のようなちょっとした特殊能力を持っている先生は市場価値が高いです。
そのため、高給料の期待できます。
とはいえ、いま特殊能力を持っていなくても、非常勤では自分の時間を作ることができます。
そのため、「何かを習得する機会」は自分の意思次第でいくらでも確保できます。
ワークライフバランスを重視したい
個人的には一番重要だと思っています。
ワークライフバランスを整えることで、身体と心が健康でいられるからです。
常勤だと、勤務時間・診療方針・人間関係などの縛りが強くありますが、非常勤はある程度コントロールできます。
人生の時間は有限です。
非常勤の働き方は人生の質は向上させる手段のひとつですので、ぜひ検討してみてください。
バイト・非常勤という働き方に不安な先生は…
いきなり非常勤を掛け持ちすることに不安な先生向けに、トライしやすい方法があります。
それは、少しづつチャレンジする、というやり方です。方法は2つあります。
・「常勤」と「非常勤」を組み合わせる
・「違う分野の歯科」を組み合わせる
「常勤」と「非常勤」を組み合わせる
常勤と非常勤の組み合わせは、常勤と非常勤のいいとこどり…ができます。
常勤で安定した給料と福利厚生をもらいつつ、非常勤でお小遣いと経験を積むことができるからです。
医院の様子も知ることができるので、環境が良い方に移籍することも可能です。
週1から始めたバイト先の日数を、少しづつ増やしていくパターンもあります。
とはいえ最初は、労働日数が増えてしまうので、健康管理には気をつけてください。
常勤と非常勤の組み合わせは、リスクを管理しつつ、希望に合った環境を作りやすいです。
✔︎ 常勤医は副業禁止に注意
常勤ではたらく歯科医院が副業を禁止している可能性があります。
常勤の先生は、就業規則や雇用契約書で、おかれている状況を確認してください。
世の中は副業解禁の流れですので、禁止の場合でも相談してみる価値はあります。
関連記事 ▶︎ 副業していることを勤務先や周りにバレたくない歯科医師の先生へ
「違う分野の歯科」を組み合わせる
ちがう分野…で掛け持ちすることもオススメです。
新鮮で、勉強になります。
一般歯科、訪問歯科、小児歯科、口腔外科…歯科医院によってそれぞれ専門分野があります。
色々な分野にトライできる…というのは、歯科医師としての経験値とスキルが上がります。
実際、「一般歯科」と「訪問歯科」の組み合わせは増えてきました。
【バイト・非常勤という働き方】歯科医師の働き方は自由です
最近は働き方改革が叫ばれ、働き方の多様性が増しています。
歯医者も例外ではなく、開業する以外にも、非常勤・バイト・フリーランスのようにフットワーク軽く働く先生も目にするようになりました。
バイトの掛け持ち…という働き方は、一言でいえば「歯医者の中ではかなり亜流」です。
ですが歯科医師は、常勤や開業だけが働き方だけではありません。
バイトを掛け持ちするメリットとデメリットを考慮しつつ、「自分に合ったワークスタイル」を模索してみてください!
今回は以上です!
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