歯科医師として働いて5年経つと、どのくらいの給料がもらえるか気になりませんか?
前提として、歯科医師の給料は働く環境によって大きく違います。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事では、非常勤の勤務医として働く5年目歯科医師の私の給料・年収を公開します。
結論、5年目の年収は3,748,800円でした。非常勤として、2か所の歯科医院で働いています。
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
A歯科医院
B歯科医院
勤務医の平均給料や、5年目の他の先生の年収も紹介します。
イチ歯科医師の例として、参考にしてください。
実態|勤務医の歯科医師の5年目の年収
A歯科医院とB歯科医院の2ヶ所を掛け持ちしているので、その合計が年収になります。
年収は374万円
5年目の年収は3,748,800円でした。手取りだと、300万ちょっとです。
✔︎ 5年目の歯科医師(勤務医)の年収内訳
A歯科医院 | 2,138,800円 |
B歯科医院 | 1,610,000円 |
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
A歯科医院
B歯科医院
月収にすると、312,400円。日給で考えると、15,620円…。
勤務形態
以下のような先です。
✔︎ A歯科医院
- 9:00-19:00
- 週3日
- 一般歯科メイン
- 残業あり(残業代なし)
- 教育熱心
✔︎ B歯科医院
- 9:00-18:00
- 週2
- 訪問歯科メイン
- 残業なし
A歯科医院は教育に重点を置いています。その分、給料は低め。
B歯科医院は訪問専門で、わりと自由に働けます。
非常勤なので、国民健康保険です。
歯医者としてのスペック
歯医者としてのスペックは高くありません。むしろ底辺。
- 不器用
- スキルなし
- 自慢できる症例なし
- 博士なし
- 特殊資格なし
研修医のあとに勤めた歯科医院でパワハラを受け、半年休職しました。
結果、正社員で働くのが怖くて、非常勤をかけもちすることにしました。
インプラント・矯正・難しい抜歯…はできません。休日にセミナーや学会に参加する気もなし。
意識もやる気も低めです。
ここからが大事
実感として5年目くらいまでは、年収にそこまで大きな違いはありません。
5年を過ぎた頃から、環境・スキル・野心などで、差がでてきます。
✔︎ 進路の例
- インプラントや矯正で独り立ちする
- 開業する
- 大学内で偉くなる
- 転職する
一方で、この時期をサボると技術が身につかないだけでなく、将来的に収入に影響します。
私は、やる気もなく休職していたので、どこに行っても通用しない恐怖に襲われています。
5年目以降は、歯科医師としてかなり大切な時期です。
【追記:さらに5年後】10年目の給料
追記です。
底辺歯医者がそのままさらに5年経って10年目になりました。
開業もせず、相変わらず、やる気は底辺です…。
10年目の年収は、5,984,041円。
職場の掛け持ちをやめて、非常勤で働いていた歯科医院で常勤になりました。
くわしくは、【実態】勤務医の歯科医師の10年目の年収!やる気低めの歯医者の給料は? の記事をご覧ください。
勤務医の歯科医師の平均年収は632万円
勤務医の歯科医師の平均年収は632万円です。
5年目に限らず、全体の勤務医(分院長・雇われ院長・勤務医)…が含まれた平均です。
✔︎ 参考データ
とはいえ、5年目だと、これから年収があがっていく可能性は充分にありますね。
5年目の平均年収はわからない
5年目の勤務医の平均年収は調べましたが、資料がみつかりませんでした。
どこまで参考になるかわかりませんが、歯科医師全体の年齢別の年収は以下の通りです。
✔︎ 歯科医師の年代別の年収
20〜24歳 | 228万円 |
25〜29歳 | 404万円 |
30〜34歳 | 665万円 |
35〜39歳 | 855万円 |
40〜44歳 | 1059万円 |
45〜49歳 | 1174万円 |
50〜54歳 | 973万円 |
55〜59歳 | 1089万円 |
かなり個人差があると考えられます。
5年目で1,000万円越えの先生もいます。
歩合25%で保険点数20万点、自費50万円のようなイメージです。
開業医の年収
開業医の年収は、平均で1,400万円。
✔︎ 参考資料
しばらくすると、開業を視野に入れてくる先生も多いです。
開業医の給料は勤務医と比べて2倍以上の差がありますが、開業医の年収はピンキリです。
5年目の勤務歯科医師にアンケートした
大学の同期・職場の周りの歯医者友達にリサーチしました。
大学勤務 口腔外科 | 600万円(バイト込み) |
大学勤務 口腔リハ | 450万円 |
一般開業医 | 500万円 |
一般開業医 | 450万円 |
インプラント | 500万円 |
審美歯科 勤務 | 1,000万円 |
(n=6)
みんな、わたしよりもらっています…
サンプルは6人と少ないですが、全体として年収500万円前後が多い傾向です。
博士号を取得した先生、インプラントを習得している先生など、色々います。
審美歯科の友人は、自費でゴリゴリ稼いでいました…。
余談ですが、「勉強ができる」と「お金を稼ぐ」は違うのを実感します。
5年目以降、収入を上げるには?
5年目以降に収入を上げるには、以下の3つが有効です。
- スキルを上げる
- 給料の高い歯科医院に転職する
- 開業する
5年目だと、「スキルを上げる」「給料の高い歯科医院に転職する」が現実的かな…と思います。
この2つは、働く歯科医院を間違わなければ、同時に可能です。
条件のよい歯科医院を探す方法には、友人の紹介・転職サイト…の2つがあります。
この中でも、歯科医師むけの転職サイトを活用するのは有効です。
とくに、転職サイトに登録してエージェントにサポートを依頼するのは以下の理由からおすすめです。
自分に合った環境がみつかる確率がグッとアップします。
✔︎ 転職エージェントを利用するメリット
- 非公開の求人にアクセスできる
- 給料の交渉を代行してくれる
- 教育体制を事前にリサーチしてくれる
- 履歴書の作成や面接対策をしてくれる
- キャリア全般の相談ができる
これらを自分でやろうとしたら大変です。
「今こういう状況で、こういう年齢なんだけど、いい求人ないですか?」と聞いてみるだけでも、いままで考えもしなかった選択肢が出てくるかもしれません。
私は転職エージェントに、雰囲気が合いそうな訪問歯科を紹介してもらいました。
転職エージェントを利用して、多くの先生が働きやすい環境を手に入れています。
いまの職場で報われる未来が見えないなら、気軽に相談してみてください。
実際に利用した転職エージェントを載せておきます。利用料も一切かからないので、安心して利用してみてください。
\ 快適な条件で働ける求人が見つかる転職サイト TOP3 /
とくに デンタルハッピーは、14,000件の求人を保有する歯科医師専門の転職サイト。
給与交渉・職場の内部情報のリサーチに強みがあります。
歯科医師転職で有名なグッピーも利用しましたが、連絡がしつこすぎて、個人的には合いませんでした…
LINEでの相談が可能なので、まずは求人をチェックしたい先生・転職に不安を抱える先生にぴったりの転職サイトです。
デンタルハッピーの詳しい特徴・評判は、以下の記事を参考にしてください。
»【関東の求人豊富】デンタルハッピーは歯科医師の転職におすすめ!悪い口コミ・評判は見当たらない
理想の働き方を探そう
この記事では、非常勤の勤務医として働く5年目歯科医師の私の給料・年収を公開しました。
私の歯科医師5年目の年収は3,748,800円でした。非常勤として、2か所の歯科医院で働いています。
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
A歯科医院
B歯科医院
(追)追記:
10年目で年収が598万円になりました。転職と給料交渉(転職エージェントが代行)で年収アップしました。
くわしくは【実態】勤務医の歯科医師の10年目の年収!やる気低めの歯医者の給料は? をご覧ください。
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
「低い」…と思った先生も多いはず。かなり底辺だと思うので、参考にならないかもしれません。
10年目としては少ないですが、穏やかに働けているので、満足しています。
これからの道は人それぞれ。
色々な可能性を探ってみてください!
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