勤務医として働く歯科医師の「10年目」の年収に興味がありますか?
とはいえ自分の年収について話す先生は少なめ。
この記事では、10年目の歯科医師(勤務医)である私の年収を紹介します。
併せて勤務歯科医師の平均年収や、10年目の給料事情を周りの先生にリサーチして解説します。
✔︎ この記事を書いたひと
結論、10年目の年収は5,984,041円でした。
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
歯医者としてはやる気のない方なので、最低限の基準として踏み台にして下さい。
この記事を読むと、自分の立ち位置がざっくりわかります。
若手の先生や、「1000万円とか稼げないの?」と気になる先生はぜひご覧ください。
実態|勤務医の歯科医師の10年目の年収
冒頭で紹介したように、歯科医師の10年目の私(勤務医)の年収は、5,984,041円でした。
◾️ 実際の年収(源泉徴収票)
月収にすると、498,670円。日給で考えると、約25,000円です。
私の勤務形態
以下のような属性です。
- 週5(9:00-18:00)
- 訪問歯科メイン
- 残業なし
- 有給なし
- 自費歩合あり(しかしほぼ保険です)
- 昇給あり(今年は年間30万円アップ)
体調不良で、年間で10日ほどお休みしています。
この歯科医院には、転職して3年たちました。
歯医者としてのスペック
歯医者としてのスペックは高くありません。むしろ底辺だと思います。
- 不器用
- スキルなし
- 自慢できる症例なし
- 博士なし
- 特殊資格なし
インプラント・矯正・難しい抜歯…はできません。休日にセミナーや学会に参加する気もなし。
意識もやる気も低めです。
5年目との比較
私は歯医者になって5年目のとき、年収374万円でした。
»【サラリーマン以下】非常勤で働く5年目の歯科医師(勤務医)の年収・給料を公開します
その後、体調不良で休職をしつつも、転職して年収が200万円ほどアップしました。
歯医者としてあまりやる気のある方ではないので、やる気のある人はもっと稼げると思います。
700万とか800万とか。1000万円の同期もいます。
やる気があるのに、年収が私と同じくらいならもったいないです。
やる気があって給料が低いなら、働く環境が悪いだけかも知れません。一度、求人情報をチェックしてみてください。
新しい職場を探す手段としては、友人の紹介・転職サイト…の2つがあります。
中でも、歯科衛生士むけの転職サイトを活用するのは有効です。
とくに、転職サイトに登録してエージェントにサポートを依頼するのは以下の理由からおすすめです。
自分に合った環境がみつかる確率がグッとアップします。
✔︎ 転職エージェントを利用すべき理由
- 非公開の求人にアクセスできる
- 面接・見学の日程調整や給料の交渉を代行してくれる
- 履歴書の添削や面接対策をしてくれる
- キャリア全般の相談ができる
- 利用はすべて無料
これらを自分でやろうとしたら大変です。活用しない手はないと思います。
理由は、辞めたい時に辞めにくいから。変な辞め方をすると、友人の顔に泥を塗ることにもなります。
しがらみなく働きたい先生は、転職サイトからエージェントの利用一択です。
私も転職エージェントが求人を探してきてくれて、給料交渉してくれただけで年収が200万円上がりました。
転職エージェントを利用して、多くの先生が働きやすい環境を手に入れています。
いまの職場で報われる未来が見えないなら、気軽に相談してみてください。
実際に利用した転職サイトを載せておくので、興味のある先生は参考にしてください。
\ 快適な条件で働ける求人が見つかる転職サイト TOP3 /
とくにデンタルハッピーは、14,000件の求人数を誇る転職サイト。
LINEでやりとりできるので、しつこい電話連絡もありません。(初回の電話ヒアリングのみ)
歯科医師転職で有名なグッピーも利用しましたが、連絡がしつこすぎて個人的には合わず…
院内の雰囲気を動画で確認できるので、転職に不安を抱える先生にぴったりの転職サイトです。
デンタルハッピーの詳しい特徴・評判は、以下の記事を参考にしてください。
»【関東の求人豊富】デンタルハッピーは歯科医師の転職におすすめ!悪い口コミ・評判は見当たらない
勤務歯科医師の平均年収
勤務医の歯科医師の平均年収と月収は以下の通りです。
✔︎ 勤務歯科医師の給料事情
- 年収 632万円
- 月収 52.6万円
(参照 第22回医療経済実態調査)
個人差はある
勤務歯科医師の年収は、働くクリニックの環境や種類によって大きく変動します。
- 都会なのか地方なのか
- 個人開業医なのか医療法人のなのか大学病院なのか
- 自費メインなのか保険メインなのか
高収入だけど労働時間が異常に長かったり、院長がパワハラ気質というブラックな職場もあるので要注意です。
私は研修医が終わったあとにブラックな歯科医院に就職してしまい、搾取されて病みました。
開業医の方が年収は高め
開業医と勤務医では、年収に差があります。
- 開業医:1,400万円
- 勤務医:632万円
開業すれば、年収は上がる可能性もあります。
一方で、クリニックが全然流行らず、勤務医時代よりも所得が下がるケースも。
さらに歯科医院の開業には約5,000万円以上の資金が必要になります。
このあたりは一長一短あります。
✔︎ 勤務医のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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以前は、ほとんどの歯医者が開業していました。
ですがいまは、勤務医のままを希望する歯科医師…も増えてきています。
自分の人生設計にあわせた選択をしましょう。
10年目の歯科医師が周りにアンケートしてみた
10年たつと、色々な環境で働いています。
10年目の同期に年収についてのアンケートをしてみたので、結果を載せておきます。
✔︎ 10年目の歯科医師の年収事情
状況 | 年収 |
地方で開業 | 300万円 |
地方で開業 | 2,000万円 |
病院勤務 口腔外科 医長 | 1,000万円 |
大学病院 助教 | 450万円 |
都内勤務 インプラント | 1,300万円 |
大阪 審美 | 1,000万円 |
地方勤務 一般歯科 | 700万円 |
矯正 フリー | 1,500万円 |
年収はおおよそですが、みんなバラバラです。
開業で300万円の先生は、開業したばかりで患者さんを集めている段階でした。
地方で開業して年収約2,000万円の先生は、親からの継承です。
自己申告ですが、ご飯の席でざっくばらんに話してくれました。
勤務医は自分にあった働き方や歯科医院を探そう
10年目の歯科医師(勤務医)に年収事情を紹介しました。
繰り返しですが、10年目の歯科医師(勤務医)のわたしの年収は、5,984,041円。
しかし職場の環境はいいので、しばらくはこのままかな…と考えています。
とはいえ、先生によっては今の給料に満足していない人もいるのかな…と思います。
職場によっては、同じような労働条件なのに給料が高い歯科医院もあります。
繰り返しですが、ポンコツの私でも転職サイトを使って、年収が200万円あがりました。
個人的には、知り合いの紹介での転職は「しがらみ」が強くおすすめしません。
筆者が利用した転職サイトを載せておくので、求人をチェックしてみてください。
\ 快適な条件で働ける求人が見つかる転職サイト TOP3 /
歯医者になって10年経つと、働き方はそれぞれです。
自分の価値観にあう環境で働いて、人生のQOLを高めていきましょう。